介護の初任者研修3日目 認知症 いずれは起きるんだけどさ

認知症を取り巻く環境

2015年 高齢者の7人に1人が認知症
2025年 高齢者の5人に1人が認知症

病院にも自己負担と3割負担がある

認知とは、ハッキリ、コレという事を認める感じ。「認知」は「認知」ではなく、治る事は無く時間と共に流れていく。

脳細胞860億個あり、20代~30代から1日10万~20万個死んでいる

私達の常識は当てはまらない

その人の世界におじゃまする

認知症は大きく2つに分かれます。対応が違う

脳細胞型 認知症
・アルツハイマー型認知症
・植物人間のよう
・感情は最後まである
脳血管 障害 認知症
・脳細胞型よりは軽い
・動ける
・感情は最後まである

中核症状とBPSD 行動・心理症状

健常者 人生の途中で起きた出来事を忘れてしまった

認知症 人生の途中で起きた出来事が、消えてしまった、流れて無くなってしまった

中核症状

  • 記憶障害
  • 見当織障害
    ※年月日、時間、季節、場所、人物、服がわからない
  • 理解、判断の障害
  • 失語 …言葉
  • 失行 …
  • 失認 …五感が変化
    ※味が濃く感じる、何か見えてる、何か聞こえるるる

BPSD…昔は周辺症状を言われていた

行動

  • 暴力、暴言
  • 徘徊
  • 不潔行為
  • 昼夜逆転
  • 食行動の異常

心理、精神

  • 不安、焦燥(しょうそう)→イライラ
  • 抑うつ
  • 強迫症状 →何度も繰り返す、手を洗う、鍵
  • 幻覚
  • 妄想 →盗んだ、騙された、悪口を言ってる
  • 睡眠障害
  • 失禁 →場所がわからなくなる、間に合わない
  • 収集癖 →トイレットペーパー(オイルショックの記憶…)
  • せん妄 →ぼんやりしている
  • 介護拒否 →もう死にたい

PTSDの原因

様々ストレス → 体調不良、お薬、性格、環境、対人関係 → 中核症状 → 周辺症状 BPSDへ


介護過程

介護過程が記録されている「個人ファイル」を必ず見て

アセスメント
情報の収集 ※介護を利用してどのように暮らして行きたいか

1.ADL …日常生活動作
2.IADL …病気、性格
計画の立案
3. 短期目標
4. 長期目標
実施

書類がそろって請求できる

非薬物療法の分類

  • 自己紹介ゲーム …名前、出身、回想法
  • バリデーションセラピー 傾聴と受容、タッチング
  • 音楽
  • 絵画
  • 化粧 ※人気
  • アニマル ※人気

認知症利用者への対応

認知症のコミュニケーション方法 「ユマニチュード」

アルツハイマー型認知症、中度、重度の方 「バリデーションセラピー」「タッチング」

介護におけるコミュニケーション

真意を伝えるにはどうすればよいのか

  • 言語的 …5%くらいしか伝わらない【伝わりにくい】
  • 非言語的 …95%伝わる【伝わりやすい】

アセスメント「ストレングス」 

  • 対応する利用者さんの情報を1行メモって利用する
  • 男性は、奥さんの名前で話してみる
  • 女性は、お子さんやお孫さんの名前で話してみる

バイステックの7原則

介護におけるコミュニケーション

  • 介護におけるコミュニケーション 傾聴、共感 
    「タッチ、表情、声の高さ、間の開け方、笑顔、体の向き、うなづく、距離感、角度」

誰も会いに来ない佐藤さん

「寂しい感じですか…」

「もうこんな状態が続くなら、もう生きていたくない」

言葉にできない時、タッチングして間を開けてみては…

「そんな事、家族に言えないですよね…」